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Splatoonプレイヤー兼駆け出しエンジニア

ブラック企業は自分が壊れる前に辞めたほうがいいよね、という話

ここに書く内容はただの一個人の意見であり、特定の集団や組織などの総意や風潮などではない。

自分について

僕自身の特徴としては、

  • メンタルが弱い
    • 辛いことに耐える力がなくてすぐに限界に達する
    • 悩みは長いこと独りで抱え込むタイプで、たまにふと嫌なことを突然思い出して気分が悪くなる
    • つらい状態でも必死になって食い下がってやるという気概が最初からない。怠慢な性格
  • 朝が弱い
    • 単に朝が弱いのに加え、夜に熱中していることがあると睡眠時間を削ってでも楽しもうとする
    • 結果として次の日死ぬ
    • 睡眠時間が不足していると精神的に不健康になりどんどん悪い思考に陥りがちなので睡眠はとにかくしっかりとる、ということを自覚していつつも睡眠時間を削ってしまう
  • 傲慢
    • 自分がつまらないと思うことはとことんやりたくない(ある程度の妥協は勿論必要だけれど)
    • クソみたいな上司はたくさんいると思うしそいつらの言うことなぞ微塵も聞きたくないと思う
  • コミュニケーションに多くのエネルギーを使う
    • コミュニケーションが全然できないというわけではない
    • コミュニケーションをしっかり取ろうとすると多くのエネルギーを消費する
    • 無駄に飲み会やるくらいなら一人でいたい
    • 上司に気を遣うのが昇進に響くというのなら一生昇進しなくていいと思う
    • 上司にゴマすりなんて無理、やってられない

といったように、人間的スペックはかなり低いという自覚がある。
実際自分の周りを見渡しても、辛いと言いつつ一生懸命働いて金を稼いでる奴や、休日に出勤して土曜日の飲み会にスーツで来るような奴もいる中で、自分のダメさは際立つ。

社会に出て厳しい気持ちになるまで自分がこんなに弱いと分からなかった

今は社会人三年目だが、新卒で働き始めたときは「自分が人間としてのレベルが低い」という事実すら理解していなかった。
なんとかやっていけるだろうというソースのない自信があった。新卒時は大きめのSIerに入り、4月から12月までというやけに長い研修期間も相まって、完全に学生の延長として社会人一年目を過ごしていた。
その後配属されてからは見事に社会の荒波に揉まれてどんどん弱っていき、「自分が弱い」という事実を自覚していった。

周囲の人間は自分よりよほど強くしっかりしている

これは大体どんな人にも当てはまる気がするが、自分の周りは結構な割合で「社会人生活がつらい、大変だ」という人間がいる。
周りの社会人を見ていると、上司に理不尽な怒られ方をされたり、毎日夜遅くまで働いてたり、休日に無理やり出勤させられたり、微塵も楽しくないクソみたいな業務をしていたり、聞いているとすごくつらそうだと思うことが多くある。実際会って仕事の愚痴を言ったりする人はたくさんいるし、まあそれは日本社会のありふれた日常的な光景だとは思う。
多くの知り合いから、結構すらすらと職場に関連した愚痴が出てきて、日曜の夜だったりすると「明日からまた仕事だあ〜嫌だあ〜」というフレーズが、決まって自分の耳に入ってくる。
こういう人達の何が凄いかというと、辛く大変だと感じながらも毎日汗水垂らしてしっかりと働いていることである。
「凄い」という言葉に不純な意味はなく、純粋に尊敬の気持ちのみを込めている。自分には到底真似のできない芸当をこなしているのだから、本当に凄いなという思いがあるのみだ。
こういう人達を、本当の社会人と呼ぶのだろうなと思う。

明確な意図があって仕方なくしている我慢なのかを振り返る

大変残念なことに、世の中にはブラック企業という悪しき組織が溢れかえっている。
そして、一口にブラックと言っても、実に様々な種類の悪が存在する。
異常な長時間労働、休日の出勤、あまりにも評価に見合わない低賃金、理不尽な命令、パワハラ。悪の種類を列挙していけば枚挙にいとまがない。
自分が新卒で入社した会社も多様な悪が蔓延る場所だったので、配属されてすぐにくたばってしまった。ただし周囲の人達の話を聞いていると、自分などよりよっぽど過酷な環境に身を置き、必死に耐えつつ毎日働いているのだなということが分かった。自分の置かれていた環境はまだマシだったんだと思うことはよくある。
ただ、耐えられないものは耐えられないし、くたばってすぐに辞めたことは間違いだとは思っていない。正しい選択をしたと思っている。
辛くストレスフルな環境で常に厳しい気持ちで死にそうな思いで我慢して働くことに、得るものを何も見いだせなかった。
何も得るものがないのだ。技術、スキル、人間関係、多くの給料、幸福感、満足感、充足感といったものが、一つも得られなかった。
そのような状況で、耐える必要性などないはずだ。耐えても得るものがないのだから。
毎日辛い状況に必死に耐えているなと思ったらふと考えるべきだ。「今自分がしているこの我慢は、今後自分にとってどんなメリットがあるのか?この我慢によって、自分は何を得ることができるのか?」と、しっかり自分に問いかけてみるべきだと思う。
そして、「得るものが何もない」という答えしか出なかったとしたら、今の辛い環境に耐える必要性はなくなる。

本当に大切で優先すべきことは「壊れないこと」

仕事において大切にすることは、お金や福利厚生ややりがいといったように人それぞれだ。ただし、どんなものよりも大切にすべきものがある。

大学時代に必死に就活して入った会社をすぐに辞めるわけにはいかない、という意見をよく聞いたりする。
しかし、こういう意見を持っている人は、とても大切なことを忘れていることが多い。以下に挙げる事柄は、とても大切なことなので、ぜひ心に刻みつけてほしい。

  • 人間には命がある
    • 人間は命がある限りでしか生活できない
  • 人間は思ったより脆い
    • 物理的な意味でも、精神的な意味でも、人間は簡単に壊れる
  • 人間は一度壊れたら、二度と元には戻らない
    • 一度でも限界を超えたら、もう完全復活はない
    • だからこそ、自分にかける負荷には常に気をつけて、充分に余裕を持っておくべき
    • 「壊れる」ということがいかに深刻かをしっかりと考え、「壊れないこと」を最優先にする

壊れるというのは、物理的な面なら重い怪我や重い病気であり、精神的なものなら鬱病といったものが挙げられる。
上に挙げたことを考えずにブラックな環境に耐えている人をよく見る。
そのブラックな環境に耐え続けた結果が、物理的または精神的に壊れるといった場合は最悪のケースだ。壊れなければいくらでもチャンスは掴めるし、転職できる。壊れてしまったら、もう普通に働くことすら叶わないのだ。それをもっともっと自覚しないと、本当に壊れてしまう。
どんなにブラックな状況でも、転職先が決まるまでは辞めないというような考えをたまに聞く。繰り返すが、壊れないことが最優先なのだから、壊れそうならそんな悠長なことを言っていないで辞めたほうが、長期的に見たら自分のためになるはずだ。
無理して耐えて壊れてしまったら、他にしてきた努力は全て水の泡となる。
長期的な目線を持つことが大事だ。今短期的に耐えて鬱病にでもなったら、長期的に見て大失敗だ。本当に辛いなら今すぐ辞めてしまったほうが、長期的に見て大切ではないか。壊れてしまっては元も子もないのだから。

仕事を辞めること、転職することに対するハードルを下げる

ただ辛い以外の感覚がない場合に、そこに留まる必要性はない。だが、そうなると今度は退職や転職といったイベントが生じる。
職を失うことの恐怖なんて重病になったときに比べれば些細なものだ。
有名企業に勤めていたとしたら、確かに次に得る職で同レベルの企業というのは難しいかもしれない。が、それは些細なことだ。
会社に忠誠なんて尽くさなくていいし、人間的に難のある上司の言いなりになんてならなくていい。
そんなことをしてもただただ辛いだけだし、その辛さは感じなくてもいいものだからだ。
人間は千差万別であり、誰かが辛くないことでも自分は辛い、ということはごく日常的にある。自分が辛いと感じるのなら、それは自分に合わないし向いていないことなのだから、拒絶したって何も悪いことではない。

たまにとても責任感の強い人を見る。「自分がいなきゃこの職場が回らなくなってしまう」という言葉を聞いたこともある。
本当に立派だ。人間できている。だが、責任感だけでは仕事はできない。
健康な身体と健常な精神あって、初めて成果を生産できる。責任感は得てして無理な忍耐を助長する。
しかし、社会に出てたかだか数年の人間の一人分の労力程度のものは、いくらでも代替が効くものだ。自分がいなければ回らないわけではないし、本当に自分しかいなければ回らないのならそれは経営の仕方が悪いのであって、あなたの責任ではない。
あなたが辞めたところで、また別の人が補充されるし、人が足りないのなら適切に増員することが正しい対処法である。
ちっぽけな責任感でブラックな会社を長く続けさせてしまってはいけない。ブラックな企業はとっとと潰れてしまったほうが社会的には有意義な出来事なのだから、とっとと辞めてしまって潰れてくれた方がいいと思う。

良い職場もある

ブラック企業に勤めていると、会社なんてみんなこんなもんだという諦観を覚えている人を見かける。
断言するけど、そんなことはない。しっかり働きやすい環境を整えようとしてくれるいい職場だって存在する。
自分は最初に挙げたようにクズみたいな人間だけど、それでもしっかり働きやすい環境を作ってくれて、自分が興味を持つ仕事を任せてくれるいい会社に転職した。
ブラックな環境に身を置いていると、感覚が狂ってくる。色々なものがどんどんネガティブに見えるようになる。
そんなときはとにかく、自分を肯定してくれる知り合いなり家族なりに話を聞いてもらう。それから、仕事が辛くなさそうで毎日楽しそうにしているな、と思う人に話を聞く、ということをやってみてほしい。
自分がブラック企業に勤めているなという自覚があるのなら、色々な人の話を聞いてみるべきだと思う。世の中にはそんな働きやすい職場があるのか、という発見に繋がる可能性があるし、何より精神的に疲弊している状態では正常な判断ができない。そういう場合は、正常な人の判断を参考にするのが最も得策であるはずだ。

つまり何が言いたいかというと

仕事に自分が壊されるなんてとてももったいないし辛いことなので、自分が壊れないことを最優先に考えてほしい。
自分が壊れたときに迷惑をかける人を思い浮かべてほしい。家族は勿論、多くの知り合いを心配させることになる。
どこの誰かも知らない他人に心配をかけさせないようにするには、まず自分の周囲の人達に心配をかけないことから始めよう。
自分の身近な人達を幸せにできない人間が、それ以外の人間を幸せにできるわけがないと思う。